百姓天国をひもとく

その1

>百姓天国の成り立ち

百姓が天国で働くだって??失礼ながら「本当にその名前で正しいですか?」と最初に聞いたら聞き返したくなるほど、耳に残るネーミング。

西遊記で目指した天竺で働くというようなイメージを想像してしまったが、確かに山に囲まれた集落で三蔵法師がひっそりと暮らしていても強ち間違いでは無いかもしれない。

Q・どうしてこのようなネーミングに?

A・地域を盛り上げる為に楽しい名前を法人名につけたいなぁ、と考えたとき、 仕事がキツくとも同じ「やる」なら楽しくやろう、百姓で働くことが楽しい、天国のような楽しい環境でしたいなぁ…と。
ファーマーズなど他にも名前を考えましたが、『百姓天国』に決定しました。

百姓天国誕生秘話

平成8年(1998年)に三瓶ダムが竣工。ダム建設により、集落の移転が発生し、野城地区の住民が減少してしまう。人の手が加わることが無い土地が出てきた。

「荒れた農地を見るともったいない」
「イノシシに襲われるのも困ったものだ」

平成12年(2000年)頃は米の出荷値段が以前と比べて下がっていった。減反政策や輸入の米が増えた事もあるだろう。

「日曜百姓でやったって、出来る事は限られているから、
改めて皆で農業がやれないだろうか」
「後を継いでくれるもんがおらん」
「年には勝てんわ、仕事が出来んようになる」
「新しい機械を買おうと思っても高くて買えん」

皆で集まり団体を立ち上げることになりました。

平成15年 「任意営農組合 百姓天国」立ち上げ
平成19年 農業法人化「農事組合法人 百姓天国」となる
小さくとも『キラリと光る法人』を目指しています!

日曜百姓とは

平日は会社勤めをしているサラリーマンが「休日だけ」農業を行うこと。会社員で得た給料を農業へ…… 「兼業農家」という言葉の方が認知度があるかもしれませんね。